お住まいの防火対策は大丈夫??

火災が起きやすい季節毎日107件の火災が発生

昨年末に発生した糸魚川の大規模火災は記憶に新しいかと思います。
寒さが本格化し、暖房器具を使用する機会も多くなってきました。とくに冬から春先にかけては空気が乾燥する時期ですから、火災も起きやすく、火の取り扱いには十分注意してください。火災の恐ろしさは、家や財産を一瞬のうちに失うだけでなく、生命まで奪い去ることです。

総務省消防庁の統計によると、平成27年に全国で発生した火災の件数は39,111件で、これは、おおよそ1日あたり107件、13分ごとに1件の割合で火災が発生したことになります。最も多いのが建物火災で22,197件、その半数以上は住宅火災(12,097件)です。火災による損害額は824億円にものぼります。

火災による死者数は1,563人、負傷者数は6,309人です。住宅火災だけでみると、死者数(放火自殺者等を除く)は914人もあり、そのうち65歳以上の高齢者が611人で、7割近くを占めています。最近は、ひとり暮らしなど高齢者のみの世帯も多く、逃げ遅れなどが原因で高齢者が犠牲になるケースが増えています。

一方、出火原因の第1位は「放火」、次いで「たばこ」「こんろ」「放火の疑い」「たき火」の順になっています。「放火」と「放火の疑い」を合わせると6,502件、実に全体の16.6%も占めています。

お住まいにおける防火対策の基本は、火災を「起こさない」「早く知る」「早く消す」「拡大防止」です。日ごろから「寝たばこは絶対にしない」「ストーブは燃えやすいものから離れた位置で使用する」「ガスこんろなどのそばを離れるときは必ず火を消す」といったことを習慣化し、もしもに備え、住宅用火災警報器や住宅用消火器の設置、燃えにくい防炎品を使用するなども、ぜひ実践してください。

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