12月7日にショッキングなニュースが流れました。
「川崎市麻生区の大学2年の女子学生(20)がスマートフォンを操作しながら電動アシスト自転車を運転し、歩行中の女性(77)をはねて死亡させた」
しかも、《事故当時、学生は左手にスマホ、ハンドルに添えた右手に飲料カップを持ち、左耳にイヤホンをしていた》
どうやって運転してたのか・・?と思った方も多かったと思います。
神奈川県警麻生署が、重過失致死容疑で大学2年の女子学生(22)を年内にも書類送検する方針を固めたとのことです。
これからどうなるかはまだわかりませんが、
一般的に、亡くなられた被害者の逸失利益は別として、慰謝料だけを考えますと、
独身者や高齢者では民事裁判における慰謝料は、2000万円から2500万円になることが少なくありません。
報道では被害者女性が働いておられたのかどうかは分かりませんが、
もし仕事を持っておられたら逸失利益が発生しますので、損害賠償の金額は上がります。
女子大生が自転車保険に入っていれば、ある程度はカバーされます。
しかし未加入だと、その債務は、少なくとも法律的には女子大生だけにのしかかります。
1人の女性が亡くなって2000万円と聞けば少額に感じますが、支払う側にとっては大きな負担となります。
しかも近年、賠償金は高額化の傾向にあります。
13年7月には男子小学生が自転車で60代の女性をはね、重い後遺症を負わせたとして神戸地裁が保護者に約9500万円の賠償を命じています。
例えば自動車の事故で被害者に後遺障害等級1級レベルのケガを負わせると、
自賠責は3000万円から4000万円の支払いを行います。
こうした自賠責の認定を参考にして、最終的な賠償金の支払いを命じる判決が下されます。
自動車や、バイクは自賠責保険の加入は強制です。
自転車保険の加入を義務化する自治体も増えてきていますが、自転車保険はまだ強制ではありません。
しかし、こういった事例を考えると、自転車保険に加入せずに自転車を乗ること、、とても恐ろしいことだと思いませんか??
ぜひ、自転車に乗る機会のある方は、「自転車保険」ご加入ください。