三大疾病(がん・心疾患・脳卒中)のリスク

がん・心疾患・脳卒中、この3つの病気を総称して「三大疾病」と言います。

三大疾病は、日本人の死因の上位を占めている上に、治療費や介護費用が多くかかる傾向にあります。また、治療が長期間になることもあり、働けないことによる収入減少のリスクもあります。

三大疾病とは

三大疾病とは、「がん(悪性新生物)」「心疾患(急性心筋梗塞)」「脳卒中」の3つの病気のことをいいます。

三大疾病は日本人の死亡原因の50%を超える

がん(悪性新生物)、心疾患(急性心筋梗塞)、脳卒中(脳血管疾患)、これらの病気は、日本人の死亡原因の上位を占めており、実に、日本人の死因の52.3%がこの三大疾病によるものとなっています。

 

三大疾病による入院・通院のリスク

実際に三大疾病にかかってしまった場合に、どのくらい入院や通院をすることになるのでしょうか。

入院日数

まずは、三大疾病にかかってしまった場合の入院日数を見てみましょう。

病気全体の平均在院日数が31.9日に対して、がん(悪性新生物)は19.9日、心疾患は20.3日となっています。

一方、脳血管疾患は89.5日と、平均の約3倍となっており、長期の入院が必要なことがわかります。

通院治療の割合

三大疾病にかかってしまった場合、退院すれば治療が完了とならずに、通院での治療が必要になるケースも多そうです。

 

三大疾病の通治療の例としては下記のものが挙げられます。

がん:抗がん剤治療、放射線治療、検査等

心疾患:投薬、検査、経過観察等

脳血管疾患:投薬、検査、リハビリ等

 

では、三大疾病の推計患者数の入院患者数と外来(通院)患者数の比率を見てみましょう。

通院率については、がんは57.0%、心疾患が69.1%と、高い割合で通院治療をしていることがわかります。

一方、脳血管疾患については、37.0%となっていますが、決して低い割合とは言えないでしょう。

がん治療は外来(通院)中心へと移行

がんの場合、通院治療への移行が顕著になっています。

1999年では入院日数が40.1日であったのが、2011年には19.5日と大幅に短くなっています。

同時に、抗がん剤治療や放射線治療などを通院で行うケースが増えてきており、外来受療率が入院受療率を上回っています。

このように、三大疾病については、入院だけではなく、通院による治療もあると考えておいた方が良さそうです。

三大疾病の入院にかかる費用

それでは、三大疾病の入院には医療費がどのくらいかかるのでしょうか。

上記より、平均入院日数と1日あたりの平均診療費を掛け合わせた1入院あたりの平均治療費は、以下のとおりです。

悪性新生物(がん)、心疾患、脳血管疾患、いずれも50万円以上の医療費がかかることがわかります。

心疾患の大部分を占める虚血性心疾患は、高度な技術を必要とする手術を行うことが多く、平均診療費(平均入院費用)が三大疾病の中で一番高額になっています。

三大疾病の通院にかかる費用

次に、三大疾病の通院には医療費がどのくらいかかるのでしょうか。

平成27年度医療給付実態調査報告

最近は医学の進歩により、通院でも行える治療が増えています。この結果から、悪性新生物(がん)の通院費用は他の2つに比べ、約3倍もかかることがわかります。がん治療は、放射線治療や抗がん剤治療など、通院でも行える治療が増えていることが考えられます。

このように、三大疾病の場合、入院・通院ともに大きな費用がかかることがわかります。

ただし、これらは保険診療の対象となりますので全額を負担するわけではありません。

というのは、高額療養費制度によって、最終的な自己負担金額は月間8万円程度に留まることが多いです。

ただ、8万円といっても入院や通院が長期化してしまうと出費が毎月続くことになりますから家計には大きな負担になるでしょう。

また、健康保険適用外の費用(先進医療の技術料・差額ベッド代・食事代)などは全額自己負担ですので注意が必要です。

以上から、三大疾病の場合、多くの費用がかかってくる可能性が高いので、経済的な備えをしておくことは重要です。

三大疾病保険に加入しているからっといって、必ず保険金が受け取れるとは限りません。三大疾病による保険金の支払要件は、保険会社の商品ごとに細かく決められています。

ご加入の保険は上記に対応している保険になってますでしょうか?

ぜひ、お盆休みで少しお時間とれる時にご加入の保険証券の確認をおススメいたします。ご不明点がありましたら証券チェックも行っておりますので、お気軽にお問合せください。

 

無料相談 インターネット契約
無料相談 インターネット契約