ゴールデンウィークは交通事故が増加
ゴールデンウィークには自動車を利用して遠出を計画されている方もいらっしゃるでしょう。ゴールデンウィークは、交通事故が増え、1年を通しても最も交通事故死者数が増加する時期となります。楽しい連休をよい思い出で終われるように車の運転には十分注意しましょう。
自動車保険の「運転者の範囲」をチェック！
「運転者限定」条件を確認する
ゴールデンウィークに車で家族や友人と遠方に出かける際には、自動車保険の運転者限定の条件を確認しておきましょう。自動車保険に加入していても運転者を制限している場合には、限定した範囲外の人が起こした事故は補償を受けることができません。
ゴールデンウィークの長期連休を利用して大勢の家族や友人と運転を交代しながら出かけるようなこともあるでしょう。そんな時に運転者の補償範囲が限定されていると交通事故をおこしてしまっても自動車保険で補償がされません。自動車保険の運転者の補償範囲が限定されている車で他の人が運転する可能性がある場合は、一時的に運転者の限定を外すという方法があります。
ぜひ、このフローチャートでご確認ください。
自損事故に注意しよう
ゴールデンウィークは、運転免許をとりたての学生や普段運転に慣れていないドライバーが増えます。長期連休を利用して遠方へのドライブや行楽地への移動に自動車を利用する人も増えます。普段自動車に乗り慣れている人も、あまり運転に慣れていない人もいつも以上に気を付けて運転する事が大切です。慣れない遠方での混雑している場所や狭い道路を走行中の接触事故など気を付けましょう。
万が一、不注意によって電柱やガードレールなどに損害を与えてしまい賠償が必要になった場合は、自動車保険の対物賠償保険で対応しましょう。
接触事故に注意しよう
混雑している場所や渋滞に巻き込まれたときなどは、なかなか前に進まない事でイライラしストレスになります。アクセルを踏んだりブレーキを踏んだりといった渋滞での運転にも疲れるでしょう。そんな疲れからくる不注意などで前の車との接触事故や車線変更などでの車同士の接触はトラブルになる事も多いので気を付けましょう。適度に休憩をとり運転するようにしましょう。
自動車同士の接触は、相手がケガを負ってしまう可能性もあります。その場合は自動車保険の対人賠償保険で対応しましょう。
ゴールデンウィークは車のトラブルが増加
ＪＡＦ（日本自動車連盟）が発表する2022年ゴールデンウィーク「四輪」救援データでは、一般道路で過放電バッテリーにより車が動かなくなってしまった事による依頼が1位、高速道路ではタイヤのパンク、バースト、エアー不足が1位となっています。一般道路での過放電バッテリーによる出動や高速道路でのタイヤのパンク、バースト、エアー圧不足による出動は毎年1位のようです。
2022年ゴールデンウィークロードサービス救助依頼内容（ＪＡＦ）
出典：２０２２年ゴールデンウィークのロードサービス救援依頼内容（四輪・二輪）
自動車で出かける前にチェックをしよう！
車の点検をしよう
ボンネットを開けて確認しよう
- バッテリー液の量
- ブレーキ液の量
- 冷却水の量
- エンジン・オイルの量や汚れ
- ウインド・ウォッシャー液の量
エンジントラブルによる走行不能を防ぐためにも、出かける前にチェックしておきたいポイントです。
車の周りを確認しよう
- ランプ類の点検（点灯・点滅）
- タイヤの異常確認（亀裂・損傷・摩擦）
- タイヤの空気圧
- タイヤの溝の深さ
ＪＡＦの救援データでもタイヤのパンク・バースト・エアー圧不足による出動は上位を占めています。トラブルは未然に防ぎましょう。
運転席で確認をしよう
- エンジンのかかり具合・異音
- ウインドウォッシャーの噴射状態
- ワイパーの拭き取り状態
- ブレーキペダルの点検（床板とのすき間・踏みごたえ）
自分で確認が困難な場合や不安がある場合はディーラーに相談したり、ガソリンスタンド等で相談してみましょう。
ご不明点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
ゴールデンウィークは交通事故が増える期間でもあります。事故が起きないように安全運転を基本に、事故が起きてしまった時の備えもしっかり行って出かけましょう。
