道路の「ひし形マーク」覚えていますか?
この、写真のマーク、運転していたらよく見かけるかと思います。
このひし形マークは信号機のない横断歩道や見通しの悪い交差点の手前の路面に標示されています。つまり、ひし形のマークは「この先横断歩道がありますよ」いうことを教えてくれているのです。
たとえば、あなたが運転している道の先に見通しの悪い横断歩道があるとします。そのとき、普段通りのスピードで走行していれば、横断歩道を渡っている人を見つけても停まることができずに、人身事故を起こしてしまうかもしれません。
そう考えると、ひし形マークの重要性が感じられますよね。実際、ドライバーの約7割はこの意味を知らないと言われており、より多くのドライバーがひし形マークの意味を理解するだけでも事故率は変わってくるのではないでしょうか?
そして、熊本県では今年の4/1から2025年の3/31まで
「横断歩道では歩行者優先」との意識を一人一人が認識し、安全な交通行動を取ることにより、高齢者を始めとする横断歩行者の交通事故防止を図ることを目的に、
「横断歩道 止まって渡す『思いやり』キャンペーン」を実施しています。
熊本県の信号機のない横断歩道における一時停止率は、向上しているとはいえ、
いまだに約4割の車両がその義務を果たせていない状況にあります。
ドライバーの皆さんは、横断歩道に接近する際には「横断歩行者がいるもの」として、まずは減速。そして、横断を妨げないように確実な一時停止をお願いします。
※歩行者妨害違反による罰則等は、道路交通法に次のように定められています。
横断歩道等における歩行者等の優先
- 罰則:3月以下の懲役または5万円以下の罰金
- 反則金:大型車1万2千円、普通車9千円、二輪車7千円、原付車6千円
- 基礎点数:2点
横断歩道のない交差点における歩行者の優先
- 罰則:3月以下の懲役または5万円以下の罰金
- 反則金:大型車1万2千円、普通車9千円、二輪車7千円、原付車6千円
- 基礎点数:2点
※9/21(木)から30日までの10日間、秋の全国交通安全運動が実施されます。
期間中の25日(月)は全国一斉で重点地区等における自転車利用者による交通違反に対する取締り、29日(金)には一時不停止・信号無視・通行区分、通学路における取締り(横断歩行者等妨害等・速度超過違反)が予告されています。
ゆとりと思いやりを持って安全運転を心がけましょう。